火曜日, 4月 11, 2006

TOKYO KITCHEN


ここは、東京の、日本の台所、築地。
日本全国から運ばれた、一級品が所狭しと並ぶ。



釧路の鮨屋の大将から聞いた話だが、毎晩夜に釧路の鮮魚を築地に注文するらしい。
一番粋の良く、一番貴重で、一番うまい魚は、全部築地にいってまう。
その方が、魚にいい値段がつくから。


せりが始まる前、漁師たちが命がけの闘いの戦利品を市場に並べる。
せりもまた闘いだ。料理人、仲買人、魚屋たちが、もっとも金を生み出す宝物を
経験と、鼻で嗅ぎ分ける。


せりも終わり、一時の休息が訪れる前に、市場の準備が始まる。
競り勝ったお宝たちならべ、裁き、値段をつける。


皆、鼻が荒い。しかし、その活気は、今の日本では、あまり見ることができない。
パソコンの前で、ディスプレーを眺めながら、マウスをクリックしている現代の商習慣とは大きく違う。

そんな命がけの長い長い戦いも終わり、一時市場が開くと・・・
戦士はみな商人になっていた。さっき「邪魔だ!!」と怒鳴られた人から、笑顔で「いらっしゃい」と言われる。
面白い感覚だった。
血生臭い活気はなくなり、笑顔と売り子の声が、また違う活気を生み出している。

この2面性。おそらく、江戸の頃から、全く変わらず、今日まで続いているのだろう。
皆が目を覚まし、動き始める頃、市場の奥は、次の闘いの為、しんっと静まり返る。



[photo info] place: tsukiji, tokyo, japan / source: original

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